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笠岡市は岡山県の西南部に位置する市部と、瀬戸内海に浮かぶ大小31の島である笠岡諸島からなっている都市です。現在は干拓地になっている生江浜(おえはま)は以前、天然記念物であるカブトガニの生息地でした。
特産品
笠岡市が面している温暖な瀬戸内海では、「牡蠣」や「シャコ」などの海の幸が豊富。笠岡諸島沖で捕れた真鯛を蒸した「桜鯛の浜焼」は、4月から5月の一時期だけ販売されています。
近頃話題の「笠岡ラーメン」は、鶏ガラで取った醤油味のスープに鶏肉のチャーシューがのったご当地グルメ。「瀬戸の姫」は、干拓地にある牧場で育った牛から作られた質の良い精肉です。
「親子かぶとがに」はカブトガニをかたどった、本物そっくりのまんじゅう。「蓬莱柿(ほうらいし)」は、瀬戸内海の温暖な気候の中で育った、甘みの強いいちじくです。蓬莱柿を干し柿のように干した「おしぐらんご」は、笠岡の隠れた名物です。
干拓地で四季折々の花を楽しむ
平成の初めに笠岡湾に干拓地が誕生。その干拓地にある道の駅「笠岡ベイファーム」では、季節によって菜の花・ひまわり・コスモスなどの花のじゅうたんが出現します。
カブトガニ博物館
世界で唯一カブトガニをテーマにしている博物館です。カブトガニ博物館の建物はカブトガニの形をしていて、生きたカブトガニの観察をすることができます。