今回は、有田(ありだ)みかんでおなじみの自然豊かなまち、和歌山県有田(ありだ)市役所の方にふるさと納税に関するインタビューをさせていただきました。ふるさと納税で感じる地域活性化についてや、人気の有田みかんの魅力についてなどをお伺いしました。
経済建設部 ふるさと創生室ふるさと創生係
生駒卓司(いこまたくじ)様
申し込み受付など、ふるさと納税に関する業務全般を担当。
今回は、有田(ありだ)みかんでおなじみの自然豊かなまち、和歌山県有田(ありだ)市役所の方にふるさと納税に関するインタビューをさせていただきました。ふるさと納税で感じる地域活性化についてや、人気の有田みかんの魅力についてなどをお伺いしました。
経済建設部 ふるさと創生室ふるさと創生係
生駒卓司(いこまたくじ)様
申し込み受付など、ふるさと納税に関する業務全般を担当。
ふるさと納税は、寄付をする方が応援したい自治体や自分の故郷など、寄付先を選べることや、使い道も選べるので、素晴らしい制度だと思っております。
自治体としましても、寄付をいただくことで財源が増えますし、返礼品をお送りしていることで、まちのPRや、特産品のPRにも繋がります。これらのことから、有田市でもふるさと納税を有効的に活用していこう、ということになりました。
ふるさと納税の効果としては、有田市に関与していただける方の増加があります。元々有田市に、ご縁があって寄付をしていただいた方もいらっしゃると思いますが、ふるさと納税のポータルサイトなどでご覧になり、有田市のことを知っていただいたという方も少なくはないと思います。
平成30年度は、9万人を超える方々に寄付をいただき、このふるさと納税の制度がなかったら、ここまでの新しいつながりを持つことは難しかったと感じています。全国の方に有田市の魅力を知っていただく良いきっかけになりました。
また、特産品をお送りすることで、あまり知られていなかった商品を全国の皆さんにお届けすることができて、商品の知名度の向上の良い機会になったと思います。
返礼品を提供している事業所側にとっても、商品を効果的にPRする場になっており、どのような商品が皆さんに喜んでいただけるか、どのように伝えれば商品の素晴らしさが伝わるか等を積極的に考える良い刺激になっています。
事業所の中には、返礼品をきっかけに、ネットショッピングなどの新たな販路の開拓をし、新しいチャレンジを始めているというところも見られ、産業振興の効果もあったと感じています。
有田市のふるさと納税の使い道については、7種類の中からお選びいただけるように設定しており、教育や産業、保健福祉、図書購入、スポーツ振興などからいただいた寄付金を有効的に活用させていただいております。
教育関係の事業としましては、子どもたちに国際的な視野を身につけてもらうために、中学生海外派遣研修事業を行なっています。
中学生海外派遣研修事業とは、中学生が海外で研修を受けることができる事業で、希望者の中から毎年選出し、オーストラリアのケアンズに語学研修を中心とした生活体験として9日間の研修に行きます。
他には、学校施設の改修や、保健福祉分野の事業として、中学生までの医療費を無料にする子ども医療助成制度などにも寄付金を活用させていただいております。
みかんが有田市の主力な産業となっており、全体の寄付者の中の約半数の方がみかんを返礼品としてお選びいただいております。 有田みかんは、コクがあり、甘みと酸味のバランスが良いことが特徴です。
有田市は温暖な気候で雨が少なく、また日照時間が長く、土壌の排水性が良いので、美味しいみかんが育つ環境が整っております。
みかん畑の特徴としては、石垣を積み上げただんだん畑になっていることで、より一層水はけが良くなり、石垣の照り返しでまんべんなく日光が行き渡る効果があります 。
有田市ではおよそ450年前からみかん栽培が行われており、その長い歴史の中で培った、栽培技術などの先人の知恵を受け継ぎ、現在の生産者の想いも相まって、美味しい有田みかんが作られております。
平成22年に、果物では全国で初めての取り組みとなる、有田市原産地呼称管理制度を立ち上げました。有田市原産地呼称管理制度とは、栽培地や栽培方法、味や外観などの品質それぞれに定められた厳格な基準を元に、パティシエやソムリエなどの食のプロフェッショナルの方々が食味官能審査を行う制度です。
そこで合格したみかんを「有田市認定みかん」として出荷しており、ブランド価値の向上に取り組んでいます。
有田市内の移住体験施設への宿泊や、みかん狩り体験、また、みかんの木のオーナー権という返礼品もご用意しております。
返礼品をお届けするだけの繋がりではなく、実際に有田を知っていただき、好きになってもらい、有田市のファンになっていただきたいという思いで取り組んでおり、現在、有田市にお越しいただいて、体感していただける内容の返礼品にも力を入れています。
有田市の返礼品一覧はこちら
有田市では、まち・ひと・しごと創生総合戦略の一環で、西側の海岸エリアから五つの拠点を、地域資源として磨き上げていこうというプロジェクトを進めております。
その五つの拠点の中の、地ノ島という無人島では、海水浴やキャンプを楽しむことができます。
また、漁港を中心に栄えた矢櫃(やびつ)地区では、空き家を改修して移住体験施設を作っています。有田市にお越しいただける際には、そこでお試し居住を体験していただき、有田市への移住をぜひ考えていただけたら嬉しいです。
こちらの移住体験はふるさと納税の返礼品としてもご紹介しております。
ふるさと納税制度をきっかけに、有田市の魅力を全国の皆さんに広く知っていただき、そして実際にお越しいただきたいと思っております。たくさんの人が有田市のファンになっていただけるよう、有田市の魅力を全国の皆さんにお届けしてまいります。
寒い時期になってくると、「こたつにみかん」が恋しくなりますよね。そんな時に、有田市からの返礼品の有田みかんが届くと、寒い冬でもほのぼのと過ごせそうです。甘くて美味しい有田みかん。果実の皮が薄くて、小さなお子さんでも食べやすいのだとか。ご家族みなさんで楽しめるのは嬉しいですね!
また、返礼品の移住体験を利用し、有田市を訪れ、美しい海を眺めたり魚釣りを楽しんだり、のんびり過ごしてみるのもいいですね。普通の旅行とは、一味違った有田市の魅力を感じられることでしょう。矢櫃は子育てに最適だと、移住してきたご家族もおられるそうですよ。そんな有田市の魅力を、実際に訪れて体感してみてはいかがでしょうか。