今回は北海道豊富町役場の方にふるさと納税に関するインタビューをさせていただきました。美しい大自然と牧場、日本最北の温泉街と魅力たっぷりの豊富町。ふるさと納税を始めた経緯や、豊富町の見どころについてお伺いしました。
総務課 地域振興室地域振興係
ふるさと納税担当者さま
ふるさと納税に関する業務は外部委託せず、すべて職員が行う。寄付の受付や証明書の発送、メール配信、業者の方々への連絡などふるさと納税に関する業務全般を担当。
豊富町には、アトピーや乾癬の方々が湯治に訪れてくださる「豊富温泉」や「サロベツ湿原」をはじめとする数多くの観光地や、牛乳やアイスクリーム、ジンギスカンなどの特産品があります。
豊富町のPRを行い豊富町のファンを増やしたいとの思いから、平成26年度より、本格的にふるさと納税事業を開始しました。
「温泉を知るきっかけになった」「豊富町に行ってみたくなった」「セイコーマート(※札幌市に本社を置く、北海道内No.1シェアを持つコンビニ)に置かれている牛乳が、豊富町の牛乳だと初めて知った」など、道内外問わず多くの声をいただいています。
また、湯治に訪れた方が「豊富温泉にお世話になったから」と、役場に直接寄付に来てくださったこともありました。
ふるさと納税を始める目的であった「ふるさと納税を通して、豊富町をPRしたい」との思いが、実現しつつあると感じています。
一方、町内の事業者さんからも「年間を通して、安定して品物を出荷できるようになった」といった声をいただいています。「新商品を掲載したい」「こういった商品も出せるだろうか」などの質問もいただくようになりました。今後も、役場と町内の事業者さんとの連携をとって取り組むことで、さらに豊富町のPRにつなげていきたいですね。
豊富町では、大きく「地場産業の振興に関する事業」「福祉、介護及び医療に関する事業教育及び少子化対策に関する事業」「文化及びスポーツの振興に関する事業」「自然環境及び地域景観の保全に関する事業 」の5つの事業に分け、寄付者の方に選択していただく仕組みをつくっています。
アトピーや乾癬の方々が湯治を行うために長期滞在される際の施設の整備、湯治に関する相談窓口であるコンシェルジュの運営費用などに利用させていただきました。
小・中学校図書館図書整備事業では、新たに本を購入し、子どもたちの教育に役立てています。
MBS放送「ちちんぷいぷい」を始め、数多くのテレビ番組にも取り上げられた「とよとみ牛乳ソフトクリーム」。ミルク120mL×6個、ショコラミックス120mL×3個、季節のミックス120mL×3個のセットです。
ストレスフリーな環境で育てられた乳牛の牛乳を使用することで、より濃厚でまろやかな味わいに。季節でフレーバーが変わるため、定期便をご希望の方も多いです。
ご自身で食べるだけでなく、ご友人やお孫さんなどにプレゼントしたいとの声も寄せられています。
サロベツファーム特製のタレで味付けをした肉厚で柔らかな「ジンギスカン」は、人気の品。
道外では、道内に比べジンギスカンを食べる機会が少ないもの。リピーターの方から「定期便が欲しい!」との声を受け、定期便が誕生しました。
温泉水にわずかに油分を含んでいる「豊富温泉」は、世界的に見ても珍しい温泉です。アトピーや乾癬の方々が湯治を目的に訪れることが多い一方「豊富町まで足を運ぶことが難しい」「行きたいが、行けない」といった声がありました。
皮膚疾患でお悩みのすべての方に豊富温泉を体感していただきたいと誕生したのが「濃縮温泉水」です。温泉水を7倍に濃縮しているため、1回に500ml、ボトルの半分程度を使用し、通常通り湯を足していただくことができます。誤飲を防ぐため、パッケージも改善されました。
温泉水のほか「湯治モイスチャークリーム」や「ボディソープ」「石鹸」などのアイテムもご用意しています。
豊富町の返礼品一覧はこちら
日本最北の温泉郷である「豊富温泉」は、温泉水に石油分が含まれている日本唯一の湯です。油分が含まれているため、保湿保温効果が期待できるといわれており、皮膚疾患に関する悩みを持つ方が数多く湯治に訪れている人気のスポットです。
また、日帰り入浴施設ふれあいセンター内には「コンシェルジュ・デスク」が配置されています。初めて湯治を行う方のご相談から、宿泊施設や交通機関に関するご質問まで、さまざまな案内を行っています。ぜひ、ご利用ください。
北海道といえば、雄大な大自然を想像する方も多いのではないでしょうか。豊富町には、総面積1500ha(東京ドーム約320個分)の広さを持つ、大規模草地牧場があります。
大自然の中、放牧されている約1,500頭の牛たちを眺めながら、開放感溢れるドライブをお楽しみください。なお、放牧期間は5月〜10月(トイレ利用は6月〜10月)です。
6,700haもの広さを持つサロベツ湿原では、四季折々の花や風景を楽しむことができます。春と秋には、数多くの渡り鳥を見ることができ、さまざまな鳥が目を楽しませてくれます。足を運ぶたびに、新たな出会いが待っているはずです。
夜の星空は、何度見ても言葉を失うほどの美しさ。豊富町役場の公式ホームページでは、サロベツ湿原の星空のパノラマ画像を公開しています。こちらも合わせてご覧ください。
また、天気が良い日には、利尻富士を眺めることもできます。
日本最北端にあるパック入り牛乳の生産工場「豊富牛乳公社」では、事前予約により工場見学をしていただくことが可能です。
広大な自然の中で、ストレスなく育った乳牛から絞られた牛乳の製造工程を知ることができます。工場の見学所要時間は、約30分〜45分です。
「兜沼公園キャンプ場」はキャンピングカーの方やテント持参のライダーの方、バンガローやコテージでの宿泊を楽しみたい方など、さまざまな方に人気です。
大自然の中でのアウトドアを満喫したい方に、とくにオススメのスポットです。
今回お話を聞かせていただき、最も感じたことは寄付者の方と豊富町の方とのつながりです。ふるさと納税のリピーターの方が増加していることや「定期便が欲しい」との声も、良い関係性のひとつだと感じました。
油分が含まれた温泉水の存在、豊富温泉の存在を初めて知りました。保湿保温効果が期待できるとのこと。行ってみたくなりました!
サロベツ湿原や大規模草地牧場、遠くに眺めることができる利尻富士など、自然の豊かさも豊富町ならではの特徴です。ストレスフリーな環境で育てられた乳牛の牛乳でつくられたアイスクリームは、絶対美味しいはず!
まずは実際に豊富町を訪れるもよし、ふるさと納税を機に豊富町の特産品を楽しむもよし。あなたはどちらを選びますか?