北海道の道東、帯広から車で約30分ほどの場所にある「池田町」は、全国初の自治体経営ワイナリーの十勝ワインやいけだ牛など自然由来の特産品が豊富な町です。
緑豊かな池田町の魅力あふれるふるさと納税の返礼品や、町の取り組みについてお伝えいたします。
企画財政課企画統計係 松岡一栄さま
ふるさと納税事業を始めた当初は池田町には自治体経営の「十勝ワイン」や「いけだ牛」など数多くの特産品があるにも関わらず、魅力を伝えるノウハウがなかったんです。
池田町としても地方の活性化、知名度の向上を目指したいという思いがあり、ふるさと納税事業に力を入れ始めました。
住宅対策業務との兼務で自分はふるさと納税の事業に3年前から担当しており、担当者は自分を含めて2名です。
ふるさと納税の業務は、寄附の受付・協力事業者への発注・対応・ポータルサイトへの入稿、PRなど業務内容は多岐に渡っています。
池田町と池田町へふるさと納税をしたい人との橋渡しとして、業務に取り組む毎日です。
地元の事業者さんと協力して取り組むことにより「一緒に町おこしをおこなっている」という充実感があります。
今まで地元の事業者さんと関わる機会がほとんど無かったので、なおのこと強く感じますね!
一緒に池田町の良さをアピールしていきたい、という熱意をお互いに感じながら取り組むことによって、町おこしの発展につながると思っています。
地元の業者さんは、ふるさと納税を通して「自分たちの商品ラインナップにどれだけのパワーがあるのか」といった点を改めて確認できたそうです。
町とタッグを組んでのマーケティングができるので、事業者さんから商品の提案を頂ける機会もあり、町自体が活気づいています。
ふるさと納税に参加していただくことで業者さん自体の知名度もあがり、従来では難しかったマーケティングが叶い、地域貢献にもなっています。
ふるさと納税が町全体に多くの良い効果をもたらしてくれているんです。
寄附金の主な使い道は、子どもたちの育成に役立つ事業への援助です。
池田町には「こども夢事業」という子どもたちへ夢を与えるような取り組みに対して、補助金を出しています。
シャッター街となってしまった商店街で絵を描いてもらい、シャッターアートを制作したり、ミュージシャンやピアニストなどプロの演奏に触れる機会を創出したりと、取り組みはさまざまです。
この「こども夢事業」は一部の資金をふるさと納税の寄附に支えられています。
池田町の小学校5~6年生の子どもたちが沖縄県読谷村の子どもたちと交流する「道外派遣研修事業」の研修費用や、池田高校の生徒が国際姉妹都市であるカナダへ留学する際の渡航費用にも一部を使用させていただいております。
また、街の産業活性化を図る ための補助金にも活用しており、平成29年度は4件、平成30年度にも1件の新規で起業される方への補助をおこないました。
その他にも、福祉、林業といった分野にもふるさと納税は活用されています。
池田町の特産品といえば「十勝ワイン」ですが、北海道・十勝の広大な大地から生まれた乳製品・いけだ牛もご好評をいただいております。
北海道の大地で育った牛肉をじっくりと焼き上げ、塩・胡椒のみのシンプルな味付けで仕上げました。付属のソースをかけて召し上がっていただきます。旨みは生肉以上です。
池田町の食肉加工会社が生産しており、肉の中心部まで熱を通しているので、そのままでもおいしく食べられます。
たっぷりのソースも一緒にお届けしますので、ローストビーフ丼やご家族でのクリスマス・お正月のオードブルにご使用いただけるほか、そのままお礼の品に使っていただくなど、さまざまな用途で楽しんでいただいています。
池田町・嶋木牧場の搾りたて生乳で作るソフトクリームのセットです。生乳の濃さと生クリームのなめらかさが特徴で、とくに関東の方にご好評をいただいています。
生乳と生クリームを合わせて78%使用したソフトクリームは、冷凍庫で保存していたものでも固くならず、すーっとスプーンが入ります。この口あたりの柔らかさは、生乳と生クリームの配合比率がなせる技です。
FOODEX JAPAN2016「ご当地アイスクリームグランプリ」では1位となる「最高金賞」を受賞しました。
1セットあたり14個と個数も多いため、豊かな牛乳の味わいを存分に堪能できます。嶋木牧場で毎朝搾りたての安全な「生乳」を使ったソフトクリームをお届けしています。
十勝ワインはブドウ栽培から醸造、営業まで自治体直営で行われています。
観光地としても中心的な役割を担っている池田町ブドウ・ブドウ酒研究所では、-20℃の厳しい冬にも耐えられるワインのためのオリジナルなブドウ品種も開発しています。
山ブドウに着目し、試験醸造から始めて 50年以上もの歴史を持つ十勝ワインは、北国特有の爽やかな酸味とコクのバランスが取れた味わいが特色です。
北海道の収穫期は昼夜の気温差が大きいため、ブドウの糖度があがり、十勝ワイン独特の味わいが生まれます。
池田町産のオリジナルなブドウ品種だけで醸造された芳醇なワインを、池田町であれば味わっていただけるのです。
池田町の特産品であるいけだ牛との相性も良いので、ぜひ合わせて召し上がっていただきたいですね。
池田町の返礼品一覧はこちら
十勝平野の東部に位置し、帯広や音更町にも近い池田町には、全国的にも注目していただきたいスポットがあります。
「池田ワイン城」は、熟成樽や制作過程の見学やワインの販売はもちろん、池田町内のさまざまな特産品のショッピングやレストランでの食事を楽しめるスポットです。
2019年10月から2020年4月までは改修工事に入りますが、北海道大学の協力のもと、製造施設から貯蔵庫、畑、工場を一体的に見学できる、観光へ特化した形に生まれ変わるよう計画中です!
ブランデーの蒸留施設やスパークリングワインの製造過程を見学できる施設の設立などと合わせ、ますますパワーアップしていきます。
「十勝エコロジーパーク」は池田町・音更町・幕別町にかかる道立公園です。十勝川に面した141ヘクタールもの広大な園内では、キャンプやコテージ宿泊などのアウトドア体験の他、ふわふわドーム、水と霧の遊び場、カフェや屋内遊具場など、誰もが自然を感じながら楽しめる設備が充実しています。
ワインと牛肉の街である池田町では、黒豚やラム肉の生産も盛んに行われています。「十勝まきばの家」ではラムジンギスカンを堪能いただけます。
池田町は1963年に国内初の自治体ワイン製造をスタートしました。これまでの道のりは決して平坦ではなく、ブドウの品種も厳しい自然環境に合わせて独自の開発を続けています。
池田ワイン城は2020年にリニューアルオープンされ、研究・製造・観光とさらにパワーアップしますので、ぜひ訪れていただき、池田町にしかない自然の恵みを体感していただきたいです。
ふるさと納税を通じて全国の方に池田町を知っていただき、ゆくゆくは池田町へ観光に来ていただきたいです。実際に池田町の良さを感じたうえで「住んでみたい!」と思っていただけたら、本当に嬉しいですね。
池田町周辺では、隣接する音更町・十勝川温泉での周遊観光も楽しめます。
池田町でお肉やワインなどのグルメを堪能したら、音更町の温泉に癒されるのがオススメの観光ルートだそうです。
十勝・池田町の方々と豊かな大地が作り上げたワインやいけだ牛、乳製品を暮らしに取り入れて、毎日に新たな彩りを加えてみませんか。
おいしいふるさと納税を楽しんで、広大な自然の町・池田町へ足を運ぶきっかけにしてみてください!