どこを見ても美しい森という岐阜県中南部にある七宗町には、その恵まれた自然環境を生かした魅力的な返礼品がたくさんあります。
ひのき製品などの返礼品が人気の、岐阜県七宗町役場の方々にふるさと納税に関するインタビューを実施しました。
企画課 ひちそうまちづくり寄附金担当
岸(きし)様
主に2名でふるさと納税ポータルサイトの運営や、町内の返戻品取り扱い事業者との受発注の連携などを行っている。
どこを見ても美しい森という岐阜県中南部にある七宗町には、その恵まれた自然環境を生かした魅力的な返礼品がたくさんあります。
ひのき製品などの返礼品が人気の、岐阜県七宗町役場の方々にふるさと納税に関するインタビューを実施しました。
企画課 ひちそうまちづくり寄附金担当
岸(きし)様
主に2名でふるさと納税ポータルサイトの運営や、町内の返戻品取り扱い事業者との受発注の連携などを行っている。
平成28年から七宗町のふるさと納税への取り組みが本格的にスタートしました。
最初は返礼品も30種類程度でした。
七宗町は、町内の事業者が扱うものであれば、すべてふるさとの納税の返礼品として扱えるというルールで取り組んでいたため、返礼品も徐々に増え、一番多いときは1200種類くらいと全国的に見てもかなり多いほうだったと思います。
そこから総務省の指導で、返礼品は区域内で生産、加工された地場産品が望ましいということになり、地場産品以外を2018年12月末で消しましたが、それでも2019年時点で180種類程度はあります。
地元の業者さん向けに説明会を開いてふるさと納税制度の説明をしてきましたが、七宗町のふるさと納税が盛り上がっていると聞いた方もいて、皆さん最初の頃から協力的だったのはありがたいですね。
七宗町のふるさと納税は日用雑貨がヒットしてさらに盛り上がりましたが、返礼品は地場産品限定というルールになってからは、正直難しい部分もあります。
事業者さんたちも困惑されたことだと思います。諦めてしまう事業者さんも中にはいらっしゃいましたが、それでも地場産品に活路を見出そうと奮闘して下さっている方もたくさんおり、色々と模索している段階と言えるでしょう。
これからも町一丸となって返礼品をさらに増やすなど頑張っていきますので、七宗町をもっともっと知っていただいて、興味を持っていただけたら嬉しいですね。
ふるさと納税の効果は、具体的に言えば税収が大きく増えましたね。平成30年度は37億円規模でした。
前年は18億、さらにその前は3億円程度ですから、飛躍的に伸びたと言っていいでしょう。
税収面だけでなく、七宗町の知名度が上がったのもうれしい効果です。
建築屋さんがオリジナルで考案した、木材の端材を活用したひのきの加湿器はテレビでも取り上げられました。木の町、七宗町のプロモーションになったと思います。
七宗町に寄付していただく方はとくに事業を指定されないことが多いですね。
具体的な用途としてたとえば、災害時に孤立する恐れがある地域にヘリポートを作るなど、防災面に活用させていただきました。他にも小中学校の環境整備事業等に活用させていただきました。
深い森に囲まれた七宗町の町の木はヒノキです。
特産の東濃ひのきを活かした木製品がやはり人気ですね。
ひのきの加湿器だけでなく、ひのきのキャンドルホルダーなど日常生活の中にひのきを取り入れていただけるようなものをたくさんご用意しています。
その他にも、ご自身でお好きな木工を楽しんでいただける一枚板や、丸太をお好みの形に切って送るというユニークな返礼品もあり、これはテレビのバンキシャで取り上げてもらってさらに有名になりました。
七宗町の栗きんとんは、栗そのもののおいしさを存分に堪能していただけるように、甘さ控えめにしてあります。
また、保存料を使用しておらず日持ちがしませんので、冷蔵保存の上お早めにお召し上がりください。
これまで食べたどの栗きんとんとも違う!と実感していただけると思いますよ。
お酒のおつまみにお子さまのおやつにと、一度食べだしたら止まらなくなってしまうおいしい燻製。
そんな燻製のおいしさを左右するのが、食材を燻す木材チップです。町内の事業者「こぶしの里」が作るスモークミックスナッツは、ナラチップとさくらチップで優しく燻しています。
「こぶしの里」は、七宗町で極上の燻製を作っている業者さんです。まだ若い社長さんが家業を継いで一生懸命頑張っています。
七宗町は、上記オススメの他にも
など、魅力的な返礼品を多数用意しています。
飛水峡は長さが約12㎞にもなる雄大な峡谷で、七宗町には欠かすことができないシンボルの一つです。飛水峡では、国の天然記念物に指定されている甌穴(ポットホール)群を見ることができます。
甌穴(ポットホール)とは、川の水と小石が作り上げた穴のこと。大きなものでは深さ数メートルにもなり、ほんの小さな小石がこれだけの穴を岩に穿つにはどれだけかかったのだろう?と太古の地球ロマンを感じずにはいられません。
七宗町からは、約20億年前のものと言われる日本最古の石が発見されています。日本列島の成り立ちを知る手がかりとして地質学的にも全国的に注目されていますが、研究者ならずとも、さまざまな奇岩や、町のあちこちに見る石仏などから、人と石とのかかわりと歴史を感じることができます。
最古の石は博物館で見ることができますよ。
深い山に囲まれた七宗町にそびえ立つ山、納古山(のこやま)は、あまり山に慣れていない人でも気軽に登山を楽しんでいただくことができます。
山頂は360度の素晴らしい景色を楽しむことができますので、手軽に自然と触れ合いたい方や、お子様の「山デビュー」にぴったりなのではないでしょうか。
また、地元では有名ですが、「たつみや」ではおいしいブランド牛として名高い飛騨牛をちょっと信じられないような気軽なお値段で召し上がっていただけます。これ目当てに訪れる人も多い、雑誌にもよく取り上げられている名店です。
自治体にとってふるさと納税は税収源として大切な制度だと思いますが、私たち寄付をする側は、その自治体が身近になるような返礼品を通して、その場の空気に触れたいと感じているのではないでしょうか。
まるで童話に出てくる町のような深い森林と清い水がある七宗町には、まだまだ大きな可能性があると思います。応援したくなってしまいますね!