九州の北部中央、福岡県と熊本県に隣接する大分県日田市は、阿蘇やくじゅう山系、英彦山系など、美しい山々の深い緑に囲まれた盆地です。
地理的に交通の要衝であったことから、江戸時代には幕府が直轄する天領として栄えた歴史がありますが、日田天領水など、おいしい水の産地としても有名ですよね。
そんな日田市のふるさと納税の魅力を探ってみましょう。
企画振興部 地方創生推進課 創生企画係
進 和宏(すすむ かずひろ)さま
地方創生推進課の16名のメンバーの一人として、ふるさと納税業務全般に携わる。
九州の北部中央、福岡県と熊本県に隣接する大分県日田市は、阿蘇やくじゅう山系、英彦山系など、美しい山々の深い緑に囲まれた盆地です。
地理的に交通の要衝であったことから、江戸時代には幕府が直轄する天領として栄えた歴史がありますが、日田天領水など、おいしい水の産地としても有名ですよね。
そんな日田市のふるさと納税の魅力を探ってみましょう。
企画振興部 地方創生推進課 創生企画係
進 和宏(すすむ かずひろ)さま
地方創生推進課の16名のメンバーの一人として、ふるさと納税業務全般に携わる。
日田市ではふるさと納税制度を平成20年度から開始し、平成26年度からとくに力を入れ始めました。
日田市から都会に行った方々に対して、日田市に住んでいる父母や高校の同窓会組織の協力で呼びかけをしてもらっています。
日田市出身者はもちろんですが、返礼品を通して日田市に興味を持ってくれる方も増えています。住んでいる方と応援してくれている方と、一緒に街づくりすることができていると自負しています。
返礼品は当初は20~30種類ほどでしたが、2019年には150種類を超えています。
初めの頃はふるさと納税の知名度があまりなかったものですから、こちらから業者さんに声をかけていましたが、最近では業者さんからの問い合わせも増えてきており、2019年には業者さん向けにふるさと納税についての説明会を開くほどになりました。
とくに印象深かったのは、平成29年7月に集中豪雨で被災した際に、全国の方々から多くの寄附をいただいたことです。
寄附だけでなくメッセージもたくさんいただき、すごく力になりました。寄附額も見たことない額になり、驚きと共に言葉では言い表せないくらいの感謝の気持ちでいっぱいでした。
返礼品についても、「日田のものなんだ」と知っていただけるので、商品や自治体の認知度の向上につながっていると思います。
最も多くの方が選んでくださる使い道が、地域の活性化に関する事業です。
日田市は寄附をいただく際に、特定の自治体まで指定してもらうことができます。そのため、自分のふるさとにピンポイントで寄附ができると、とくに日田市出身の方に喜ばれていますね。
他にも、日田市には豊富な森林資源があるので、これらの保全及び育成や、見守り支援などの高齢化対策、市長におまかせといった使い道があります。
おまかせコースでは、教育関係では小学校中学校の補助教材の負担や、漢字・英語検定受験料の助成、その他には不妊治療の助成などに活用しています。
阿蘇、くじゅう山系、英彦山系の山々から湧き出る日田市のおいしい水は、全国的に知名度が高く、お陰様でファンも多いですね。
ふるさと納税の返礼品でも水にまつわるものがよく出ていて、 日田天領水や炭酸水クオスはとてもリピーターが多い返礼品です。
おいしい水で育った日田梨は、糖度の高さが自慢です。
周囲を山に囲まれた盆地である日田市は、昼夜の寒暖差が大きく、これが梨の甘みを最大限に引き出しているのです。
日田梨の栽培の歴史は古く、明治時代にはすでにここ日田市では梨栽培が行われており、海外にも輸出されている日本有数のおいしい梨と言っていいでしょう。
違った種類の梨を楽しむことができる食べ比べセットもあります。
昼夜の寒暖差の大きさと豊富で清浄な水は、おいしいスイカも育てます。
真夏の暑い日には、ぜひ冷たく冷えたシャリシャリをお楽しみください。
糖度の高さも抜群です。お盆までには発送しています。
周囲を森林に囲まれた日田市は、木材のまちでもあります。
とくに下駄が有名で、最近ではヒールが高い下駄など、いろいろな種類があります。
日田市には古い町並みが残っているので、ぜひ下駄を履いて日田を歩いていただきたいと思います。
日田市の返礼品一覧はこちら
鉄板の上でカリッパリッとなるまで焼くのが、日田やきそばの特徴です。パリパリの部分とツルツルの部分、2つの食感のコラボレーションが絶妙で、もやしもたっぷりなのでヘルシーですよ。
日田市には日田やきそばを出す店がたくさんあり、行列ができる名店も多くあります。ぜひ食べ比べをしてみてください。
「日田祇園祭」は、10mを超す高さと、3トンから4トンにもなる重さを誇る山鉾が、人の力のみで日田の町並みを巡ります。日田の熱い夏を代表するイベントです。
中でも、市内の山鉾がすべて集合する「集団顔見世」は圧巻です。
夕暮れ時から、JR日田駅前にすべての山鉾が一堂に集まり出し、夜には、煌びやかで壮観な光景をご覧いただけます。ぜひ、豪華絢爛な日田の夏をご覧ください。
日田市の人は、お祭りやイベントが大好きです。3月はおひなまつり、5月の観光祭に7月の祇園祭、秋口には天領まつりと千年あかりなど、季節ごとにイベントがあり、みんな総出で盛り上げていますから、楽しいですよ。
とくに土日は多くの人に訪れていただいていますが、最近では口コミサイトなどの影響でしょうか?外国からわざわざ来てくれる観光客も増えています。
お水や炭酸水が魅力的なのはもちろん、梨やスイカのお話を伺い、今すぐにでも食べてみたいとネットで検索をしてしまいました。
九州の人々は基本的にお祭りが大好きですが、日田市でも伝統を守りつつみんなが楽しむイベントが数多くあり、愛郷精神はこういう風に育まれていくのだな、と感じました。