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自治体インタビュー

【山形県天童市インタビュー】ふるさと納税がつなぐ寄附者との信頼関係

山形県の中央に位置し、県内では比較的アクセスしやすい位置にある天童市。今回は天童市役所の方にふるさと納税に関するインタビューをさせていただきました。ガバメントクラウドファンディングの実施や、寄附者への手厚いサポートなどこだわりを持った取り組みについて伺っています。

土屋 幸治(つちや こうじ)様
天童市役所総務部 ふるさと納税推進室

ふるさと納税の開始について

平成27年度には寄附の受け入れが全国2位に

ふるさと納税で返礼品をお返しするようになったのは、平成26年からになります。ふるさとチョイスを使って開始しましたが、たくさんの寄附をいただくことになり、翌27年度には、寄附の受け入れ件数が全国2位、寄附金額では全国3位になりました。

返礼品ではフルーツや米、天童牛が人気ですが、将棋駒をお選びいただく方もたくさんいらっしゃいます。天童将棋駒は伝統的工芸品で、職人さんが一つ一つ手作りしています。

天童は将棋駒のまちですので、市内のいたるところに将棋をあしらったモニュメントがあったり、将棋にちなんだイベントが多く開催されています。

ご寄附いただいた方のうち希望者には、お名前などを彫った将棋駒のストラップをプレゼントしています。これは市長が提案したもので、大変な反響を頂きました。

ふるさと納税のリピーターさんの中には、自分の子どもや孫の名前を彫って、プレゼントされる方もいらっしゃるようです。実際にストラップを使っていただくと、天童市としても市のPRになるので嬉しく思っています。

ふるさと納税の効果について

インターネットで寄附を申込むときに、天童市に関するアンケートを行っているのですが、だんだんと天童市を知ってくれている方が増えていることがわかります。

また、申し込みいただく際のコメント欄に「この前は天童市の美術館に行って、○○に宿泊しました!」などと報告してくださる方もいらっしゃいます。こうした、ご寄附いただいた方からのコメントは毎朝1件1件、目を通しています。

寄附申込書やワンストップ特例申請書と一緒に、寄附者からお礼状が届くこともあります。先日は、出産を控えた方で返礼品のお届け日を調整した“ご縁”がきっかけになり、「子供が産まれました!」という年賀状が届き、係員一同、嬉しく感じたところです。

お問い合わせや普段のやりとりから、ご寄附いただいた方とのつながりを大切にしたいと思っています。

寄附金の使いみちについて

寄附金の使いみちは7つから選べるようになっています。例えば、「天の童(わらべ)の育成」では、高校3年生までの医療費無料化や、子育て支援センターの運営など、子どもの育成支援の施策に使わせていただいています。

また、毎年11月に行われている「天童ラ・フランスマラソン」を盛り上げるためにも寄附金を活用しています。2016年の申込者数は5,500名ほどでしたが、昨年は約6,800名と年々申込者も増えてきています。

天童市では、ガバメントクラウドファンディングも活用しています。昨年、市制施行60周年を記念して、「二千局盤来プロジェクト」という世界記録を目指すプロジェクトの運営資金を募りました。

4,000人が同時に将棋を指し、同時対局数の世界記録に挑戦するイベントでしたが、およそ2ヵ月で2000万円を超える支援が全国から寄せられました。

10月にイベントを開催し、同時対局数2,362局(4,724人)でギネス世界記録を達成しています。こういった、クラウドファンディングの趣旨に合った取り組みがあれば、今後も進めていきたいと思っています。

人気の返礼品について

年間通して盛んなフルーツが人気!

寒暖差のある盆地特有の気候を活かして、天童市では果物作りが盛んです。さくらんぼからスタートし、桃、ぶどう、ラ・フランス、りんごと、初夏から初冬までフルーツの季節が続きます。

返礼品では量を重視している自治体もありますが、天童市は量よりも質を重視しています。例えば、さくらんぼでは「目ぞろえ会」を開き、返礼品でお届けするさくらんぼの色や大きさなど基準を決めて、しっかりと選別しています。

実がしっかり赤く、粒もそろっているため、贈答用に使われるケースも多いようです。11月から、翌年収穫されるさくらんぼや桃の先行申込が始まりますので、年末も申込可能になっています。

また、毎年3月に返礼品をリニューアルしていますので、豊かな自然の中で美味しく育った天童市のフルーツをぜひ召し上がっていただきたいです。

天童市の魅力や見どころについて

春は人間将棋が有名!

毎年春に開催される「天童桜まつり」の人間将棋というイベントが有名です。甲冑に身を包んだ武者たちが将棋の駒となって、プロ棋士が対局します。将棋盤も巨大でかなり迫力がありますよ。

平成31年度は4月20日(土)・21日(日)に舞鶴山山頂(シャトルバス運行)で開催されます。

交通の便がよい

天童市は山形のほぼ中央にあります。高速道路もありますし、山形新幹線を使えば東京から1本です。さらに山形空港から車で10分ですので、比較的アクセスしやすいところです。

市の中心に温泉街がありますので、山形県を訪れる際にはぜひ天童市にお越しください。天童温泉共通宿泊券も返礼品にご用意していますので、宿泊券を使って山形旅行を楽しんでもらえると嬉しいです。

フルーツ狩りもおすすめ!

返礼品でも人気のフルーツですが、実際に天童市まで足を運んでフルーツ狩りをするのもおすすめです。フルーツ狩りの体験券も返礼品としてご用意しています。さくらんぼ・桃・ぶどう・りんごなどお好きなフルーツを選ぶことができます。

天童市として伝えていきたいこと

やはり寄附いただいた方への親身な対応が大切だと考えています。特に、お問い合わせいただいた方は何かしらの疑問や不安を持っているので、できるだけ早く返信をするように心がけています。

ふるさと納税は、決してネットショッピングではなく、ご寄附をいただいたお礼として、その土地の特産品でお返しするものです。気持ちを込めて対応することが大切ですし、嬉しいお言葉をいただくこともあり、本当にやりがいのある素敵な仕事だと思っています。

これからも、天童ファンを増やすために、気持ちを込めて丁寧に対応していきたいと思います。

編集後記

天童市は、ラ・フランスマラソンや人間将棋などユニークなイベントがたくさん開催されており、どの季節に訪れても楽しめる場所だなとインタビューを通して実感しました。

また、フルーツも1年中通して楽しむことができるので、ぜひ家族でフルーツ狩りに訪れてみようと思いました!

空港に近く、温泉もあるので天童市に宿泊して温泉を楽しみながら、車で山形県の色々なスポットをめぐるのも良いかもしれません。

山形の美味しい食べ物と温泉、面白いイベントなど盛りだくさんで、楽しい旅になること間違いなしですね!

ABOUT ME
山田 皓子
北海道出身。昨年のふるさと納税は北海道のアイスクリームと、佐賀県のいちごを選びました。 ふるさと納税ガイドを通して、様々な地方の魅力を伝えていきたいと思っています!