今回は、鳥取県大山町役場の方にふるさと納税に関するインタビューをさせていただきました。
実際のふるさと納税の効果や、人気の返礼品、大山町の見どころについてお伺いしました。
企画課 営業企画室
吉村 健二(よしむら けんじ)さま
新規の返礼品開発やPR、ポータルサイトの運営、カタログ作成など、ふるさと納税全般を担当。
今回は、鳥取県大山町役場の方にふるさと納税に関するインタビューをさせていただきました。
実際のふるさと納税の効果や、人気の返礼品、大山町の見どころについてお伺いしました。
企画課 営業企画室
吉村 健二(よしむら けんじ)さま
新規の返礼品開発やPR、ポータルサイトの運営、カタログ作成など、ふるさと納税全般を担当。
大山町という町自体や特産品の魅力を全国の皆様に知っていただき、観光や移住定住等を通じて大山町と関わりのある交流人口を増やしていくという取り組みの中で、ふるさと納税に力を入れてまいりました。
大山町には、本当にたくさんの魅力があります。大山町内で生産された「大山黒牛」という和牛は、名だたるブランド牛を押さえて品評会で全国一になるほど美味しいですし、特産品の「大山ブロッコリー」は昨年GI登録も受けていて西日本でも一、ニを争うブロッコリー生産地です。
また、梨の産地としても有名で、とくに王秋梨の生産量は全国一位を誇り、あの上品な酸味と甘味は癖になります。そういったたくさんの大山町の魅力を返礼品を通じて全国の皆さんにお届けし、一人でも多くの方に大山町のファンになっていただきたいという想いで取り組んでいます。
まず、特産品のPR効果があります。とくに梨商品は毎年ふるさと納税サイトで全国上位にランク入りしています。ふるさと納税をはじめるまでは、西日本から中日本中心の流通だったので、関東圏で「大山町の梨」を聞いたことがある人はあまりいなかったと思います。それが、今では関東へ年間で何千箱も出荷していると考えるとPR効果は大きいと思います。
また、町内の事業者からすると販路の開拓やビジネスマッチングのツールとしても効果があると思います。実際に、返礼品について直接東京のレストランから役場へ問い合わせがあり、事業者を紹介して商談していただいたというケースもあります。
その他にも、寄附をきっかけに大山町に興味を持っていただいた方が旅行などで実際に町を訪れていただいたり、体験型の返礼品を通じて大山町を体験していただくことで、観光PRにもなると考えています。
ふるさと納税は、寄附額に対して返礼品を受け取り次年度の税額から控除されるというシンプルな制度ですが、特産品の生産振興、商業振興、観光PR、シティープロモーションなどさまざまな効果へ紐付けていくことができる制度だと思います。今後どのような効果を求める施策として運用していくのか町内でもさらに検討を重ねて行きたいと考えています。
大山町では、令和元年度から「町長へお任せします」と「地域自主組織への支援」の二つの枠組みの中から寄附の使い道を選択していただいております。
「町長へお任せします」をお選びいただいたご寄付は、自然環境の保護や、子育て世帯への支援、教育の振興、地域福祉の向上等、現在町で取り組んでいるさまざまな事業の財源とさせていただきます。
「地域自主組織への支援」は、町内にある8つの地域コミュニティー組織への活動補助の財源とさせていただきます。今、大山町では人口減少と高齢化が進みつつあり、各地区を支える「担い手」が不足しています。そこで、町内の各地区ごとに住民参加型の「地域自主組織」を立ち上げ、具体的な地域にフォーカスを当てた課題解決に取り組んでいただいています。
たとえば、独居の高齢者が多い地域で、高齢者への配食サービスを実施していただくなどです。その他にも地域の清掃活動や、防災訓練、祭り行事の開催などに取り組んでいただいています。皆様からのご寄附はそういった地域自主組織の活動支援に充てさせていただきます。
また、昨年は平成30年7月にあった豪雨災害で被災された大山町の友好都市「広島県呉市」の復興支援のため「ふるさと納税の代理受領」を実施しました。4400万円もの寄付金を広島県呉市にお届けすることができました。
大山町は梨の産地である鳥取県の中でも有数の生産地です。酸味が美味しい青梨から、甘味が美味しい赤梨、出荷時期が8月から12月までのさまざまな品種の梨を返礼品としてご準備しておりますので、寄付者様のお好みに合わせて自由にお選びいただけます。
中でも、二十世紀梨、新甘泉梨、王秋梨が人気です。とくに王秋梨は、生産量全国一位の一押し品種です。とっても美味しい梨ですので、ぜひお試しいただきたいです。
大山町には、御来屋漁港(みくりやぎょこう)という県内でも有数の水揚げを誇る港があります。定置網が有名で、新鮮な時季折々の旬の魚を仕入れてお届けすることができます。
身がプリっと締まったアジやハマチ、サゴシの炙り、ハタハタの一夜干しなど、港町ならではの美味しさをお届けしたいです。
また、日本海の冬の風物詩「松葉ガニ」も毎年たくさんの方にお申込いただいております。旨みが濃く、しっとりとした食感の松葉ガニをぜひお試しください。
大山町の返礼品の一覧はこちら
「大山(だいせん)」は中国四国地方の最高峰で、国立公園に指定されています。夏は登山、冬はスキーと、毎年たくさんの方に訪れていただいています。また、春から初夏にかけての新緑爽やかな景色や、秋の赤く色づいた紅葉など、年間を通じた美しい景色も魅力です。
さらに、大山は天台宗の比叡山と同格の歴史のある山で、大山を含む周辺一帯が日本遺産にも指定されています。
寺社仏閣などの見どころも多くあり、自然と歴史を感じながら散策していただくのもオススメです。
大山では、毎年6月第一週の土曜、日曜に山開きのイベントを行なっています。土曜の前夜祭に行われる「たいまつ行列」はとくにオススメです。大山の参道の奥にある大神山神社から、夜の帳の中を2000人もの人がたいまつを手に下ってくる様子は、まさに火の河です。
その幽玄な雰囲気は大変見応えがあり、一見の価値があります。私自身、役場に入ってから初めてイベントに参加しましたが、本当に感動しました。ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。
また、お盆期間には、大山寺や大神山神社にあがる参道を、和傘でライトアップし
て飾るイベント「お盆の大献灯」があります。こちらもたくさんの人で賑わう人気のイベントになっています。
その他にも、秋の紅葉時期や冬のスキーシーズン等、年間を通じてさまざまな催し物があります。興味がある方はぜひとも大山町役場までお問い合わせください。
大山町は日本海にも面していて、綺麗な海もあります。港町らしい情緒あふれる風景や、夏の海水浴などもオススメです。
最近はサーフィンスポットとしても有名で、島根や岡山などの中国圏、兵庫や大阪などの関西圏から訪れる方も多いです。私も、今年こそはサーフィンにチャレンジしてみたいと思っています。
また、大山町観光プロモーションムービーがございますので、ぜひ一度ご覧ください。
自然豊かな大山のお写真を拝見させていただき、とても心躍りました。実は、私の趣味の一つに登山があります。ぜひ、自分の足で大山の地を踏んで、この豊かな素晴らしい自然を体感してみたいですね。
夏は登山やサーフィン、冬はスキーを楽しむことができ、見どころが多い大山町に、みなさんも一度訪れてみませんか。とくにオススメの、大山のイベントは要チェックです!