2025年12月3日、ふるなびは新しい決済手段「ふるなびマネー」を開始しました。ふるさと納税制度は2025年9月末を持ってポイント還元が禁止されるなか、新たなお得にふるさと納税ができる手段として注目が集まっています。
本記事では、ふるなびマネーの概要や魅力、他のサービスと何が異なるのかについて徹底解説します。
ふるなびマネーはふるさと納税サイト「ふるなび」はもちろん、ふるさと納税以外の宿泊施設などでも利用することができます。

2025年12月3日、ふるなびは新しい決済手段「ふるなびマネー」を開始しました。ふるさと納税制度は2025年9月末を持ってポイント還元が禁止されるなか、新たなお得にふるさと納税ができる手段として注目が集まっています。
本記事では、ふるなびマネーの概要や魅力、他のサービスと何が異なるのかについて徹底解説します。
ふるなびマネーはふるさと納税サイト「ふるなび」はもちろん、ふるさと納税以外の宿泊施設などでも利用することができます。

画像出典:ふるなび
ふるさと納税サイトで支払いを行うときの最もメジャーな手法はクレジットカード払いでしょう。「ふるなびマネー」は、ふるさと納税サイト「ふるなび」で支払いを行うときに選択できる新たな手段ですが、そのチャージはクレジットカードで行えるため、実質的にクレジットカード払いと変わりません。
にも関わらず、クレジットカードでのチャージ金額の5%分が増量してチャージされるため、実質的に最もお得な支払手段となっています。
例えば、クレジットカードを使って1万円のチャージを行うと、その5%分の500円分が増量され、10500円分のふるさと納税ができます。
クレジットカードでチャージすることができる仕組みとして有名なのは「Suica」や「PASMO」といった交通系ICカードですが、これらのサービスは多くのクレジットカード会社側でポイント付与の対象外になっていたり、ポイント付与率が半分になったりといった特別な条件が付けられていることがあります。
クレジットカードからふるなびマネーへのチャージも、いずれクレジットカード会社のポイント付与の対象外となる可能性はありますが、まだリリースされて間もないサービスであるため、ほとんどのクレジットカード会社ではポイント付与の対象となっています。
そのため、「ふるなびマネーでの5%増量」と「クレジットカードのポイント獲得」の二重取りが実質可能となっています。
※2025/12/05執筆時点の情報です。最新の情報はご利用するクレジットカード会社にお問い合わせください

画像出典:ふるなび
ふるなびマネーは決済金額に合わせて、増量される分を計算してチャージすることができる機能が提供されています。(決済金額に合わせてチャージ機能)
例えば、寄付金額が1万円であれば、9524円をクレジットカードで支払うことでその5%分の476円が増量チャージされ、1万円ピッタリの支払いが行われます。ふるなびマネーではこれを自動計算してくれる仕組みが入っています。
これは1万円の寄付に対して476円の実質的な値引きが行われていることになり、ふるなびだけ全返礼品の約4.7%値引きキャンペーンが行われているということになります。
ふるさと納税の様々なものと比較して、何が違うのかを徹底解説します。
「ふるなびでクレジットカード払い」と「ふるなびでふるなびマネー支払い」それぞれで1万円の寄付をする際の比較は以下のとおりです。
以下の表が示す通り、ふるなびマネーは実質支払額が9,429円となり、クレジットカード支払いよりも471円分実質的にお得にふるさと納税ができています。
| 寄付金額 | クレカ請求金額 | 後日の還元 | 実質支払額 | |
| クレジットカード | 10,000円 | 10,000円 | 100円 (クレカ1%) | 9,900円 |
| ふるなびマネー | 10,000円 | 9,524円 | 95円(クレカ1%) | 9,429円 |
多くのふるさと納税サイトでは2025年9月まで「寄付金額に応じたポイント還元」キャンペーンを実施していました。この章では、「寄付金額の5%還元」と「ふるなびマネーで5%増量」それぞれで1万円の寄付をする際の比較は以下のとおりです。
以下の表が示す通り、実質支払額はふるなびマネーは9,429円、これまでの寄付金額に応じたポイント還元は9,400円となりました。一方、クレカ請求額はふるなびマネーのほうが「476円」も安くなっており、メリット・デメリットがどちらもあるということになります。
| 寄付金額 | クレカ請求金額 | 後日の還元 | 実質支払額 | |
| これまでの ポイント還元 | 10,000円 | 10,000円 | 600円 (サイト5% +クレカ1%) | 9,400円 |
| ふるなびマネー | 10,000円 | 9,524円 | 95円 (クレカ1%) | 9,429円 |
2025年10月以降、複数のふるさと納税サイトで「まったく同じ返礼品だがうちのサイトだけ寄付金額がお得」といった返礼品を用意し始めています。例えばAmazonふるさと納税では「トクベツな寄付額」の返礼品特集がされていて、寄付金額の値引きが行われています。
この章では、「値引き返礼品」と「ふるなびマネーで増量」それぞれで1万円の寄付をする際の比較は以下のとおりです。
以下の表が示す通り、実質支払額は同じですが、名目上の寄付金額が大きくなるため、魅力的な返礼品を貰える可能性が高まり、寄付額計算が簡単だというメリットがあります。
もちろん、ふるなびでも「ふるなびだけオトクな寄付額の返礼品」というものが用意されていて、それにも「ふるなびマネー支払い」を利用することができますので、そうすると二重にお得を享受することができます。
| 寄付金額 (証明書記載額) | クレカ請求金額 | 返礼品の調達額 | 今年の寄付額計算 | |
| 値引き返礼品 | 9,524円 | 9,524円 | 2,857円 (9,524円の30%) | 複雑 |
| ふるなびマネー | 10,000円 | 9,524円 | 3,000円 (10,000円の30%) | 簡単 |
ふるなびマネーは2025年12月現在、最もお得にふるさと納税ができる手段の一つです。本記事で考察した通り、様々なお得な方法と比較しても、非常にメリットがあります。
ぜひふるなびマネーの魅力を活用して、2025年もお得にふるさと納税を楽しみましょう!