ふるさと納税の返礼品で旅行に行きたいという人は多いのではないでしょうか?2021年、楽天ふるさと納税で「楽天トラベルクーポン」が返礼品として登録されたことにより、その選択肢がぐっと広がりました。今回は返礼品として魅力が増す「楽天トラベルクーポン」について解説していきます。
楽天トラベルクーポンはこれまでの旅行券と何が違う?
ふるさと納税では、これまで「地域振興券」や「ホテル宿泊券」といった返礼品が用意されていました。今回新たに追加された「楽天トラベルクーポン」はどのような違いがあるのかを解説します。
「地域振興券」と「楽天トラベルクーポン」の違い
地域振興券とは、ふるさと納税の返礼品として用意されているその自治体内で使用することのできる金券です。
「地域振興券」と比較した「楽天トラベルクーポン」のメリット
楽天トラベルクーポンが地域振興券よりも優れている点は「差額をクレジットカード等で支払うことができる点」です。地域振興券は現地での支払いとなるため、宿泊費の差額分も現地支払となります。その際にクレジットカード等での支払いができない宿泊施設の場合は、差額は現金での支払いになります。
しかし「楽天トラベルクーポン」を利用して予約すれば、差額は楽天トラベルでの予約時にクレジットカードを利用して支払うことができます。
「地域振興券」と比較した「楽天トラベルクーポン」のデメリット
楽天トラベルクーポンが地域振興券よりも劣っている点は「現地の観光料金に利用できない点」です。地域振興券は宿泊施設以外にも地域振興券の利用可能店舗であれば利用することができます。例えば観光地の入場料だけでなく、スーパーマーケットやコンビニなどでも利用できることも少なくありません。
一方「楽天トラベルクーポン」は楽天トラベルでの決済に限定されてしまいます。
「ホテル宿泊券」と「楽天トラベルクーポン」の違い
ホテル宿泊券とは、ふるさと納税の返礼品として用意されている、特定のホテルに宿泊することのできる券です。
例:マホロバマインズ三浦 本館1泊2食ペア宿泊券(神奈川県 三浦市)
「ホテル宿泊券」と比較した「楽天トラベルクーポン」のメリット
楽天トラベルクーポンがホテル宿泊券よりも優れている点は「自由に宿泊プランを組める点」です。ホテル宿泊券では決められたホテルの決められたプランしか選択することができません。
しかし「楽天トラベルクーポン」を利用して予約すれば、対象ホテルの数がぐっと広がり、また宿泊プランも部屋の大きさや食事の有無など自由に選ぶことができます。
「ホテル宿泊券」と比較した「楽天トラベルクーポン」のデメリット
楽天トラベルクーポンがホテル宿泊券よりも劣っている点は「場合によっては還元率が低くなってしまう可能性がある点」です。ホテル宿泊券は物によっては還元率30%を超える返礼品も用意されています。金券の高還元率返礼品はこちらの記事でも解説しています。
一方「楽天トラベルクーポン」は寄附金額の30%分のクーポンと一律決まっています。
楽天トラベルクーポンの対象自治体
楽天トラベルクーポンはまだ始まったばかりで、2022/07/25時点の対象自治体は332自治体となっています。対象自治体は今後もどんどん増えていくとのことなので、期待できそうです。
「楽天トラベルクーポン」の期限
楽天トラベルクーポンには期限が設定されているので注意が必要です。
宿泊施設の「予約」はクーポン配布日から89日以内となっています。クーポン獲得は寄付から2〜3日後となっていますので、実質的に3ヶ月以内に予約が必要ということになります。
また、「宿泊」はクーポン付与日の翌日から180日以内のチェックアウトとなっています。そのため寄付から半年以内に宿泊利用する必要があります。
期限切れをおこしてしまうと、せっかくのクーポンが無駄になってしまうので注意しましょう。