「ふるぽ」は、ポイント制のふるさと納税のポータルサイトです。一般的なふるさと納税とポイント制の違いや「ふるぽ」の使い方や会員登録のやり方。メリット・デメリットや口コミまで徹底解説していきます。
「ふるぽ」を含む20以上のふるさと納税サイトを比較解説する完全版記事はこちらをご覧ください。
「ふるぽ」は、ポイント制のふるさと納税のポータルサイトです。一般的なふるさと納税とポイント制の違いや「ふるぽ」の使い方や会員登録のやり方。メリット・デメリットや口コミまで徹底解説していきます。
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「ふるぽ」とは「ふるさと納税サイト」や「ふるさと納税ポータルサイト」と呼ばれるサイトの一つです。元々ふるさと納税を行う場合は、各自治体のWEBサイトにアクセスして返礼品1つ1つ調べ、申し込みを行う必要がありました。「ふるさと納税サイト」では、各自治体の返礼品がサイト内にまとまって掲載されているため、自治体ごとに調べる手間暇が省ける上、申し込みが簡単にできるというメリットがあります。
「ふるぽ」はJTBが運営しているふるさと納税サイトです。「ふるぽ」はポイント寄附額No.1のふるさと納税サイトです。他ふるさと納税サイトとは異なりポイント制を採用している自治体を多く紹介しているのが特徴です。
ポイント制は、寄付金額に応じてポイントがもらえ、そのポイントを返礼品に交換することができます。もちろん、ポイントを利用せずに通常の寄付を行うことも可能です。
2023年5月9日時点のデータでは、掲載返礼品数は93,825件になっています。
ふるさと納税ポータルサイトの中では、掲載している自治体数は多い方ではありませんが、JTBが運営しているため「旅行」に関連した返礼品が多いことが特徴です。
運営会社:JTBふるさと開発事業部
国内旅行の予約等で馴染みが深い「JTB」の「JTB ふるさと開発事業部」が「ふるぽ」の運営を行っています。「JTBふるさと開発事業部」には、ふるさと納税をはじめ、 地場産業の振興や地域の情報発信に繋げるソリューションがあります。主な事業内容は下記の4つになります。
そして「ふるぽ」のロゴの下には「featuring ふるさとチョイス」という表記があります。これは「ふるぽ」の運営をJTBのみが行っているのではなく、ふるさと納税の大手サイト「ふるさとチョイス」と提携サイトの関係にあるという意味を指します。
ポイントの発行や管理、お礼の品との交換も「ふるさとチョイス」から行うことができます。また「ふるぽ」に掲載されている自治体が扱うお礼の品は、「ふるさとチョイス」から申し込むことができます。提携サイトだからこそ、ポイントの発行や管理、お礼の品との交換も好きなタイミングで可能です。もちろん、ポイントを利用せずに通常の寄附を行うこともできます。
「ふるぽ」の特徴は珍しい「ポイント制」を採用している点です。寄付したい自治体を選んで寄付をすると、その自治体のポイントが貯まります。その自治体のポイントを使って、返礼品を選ぶと、返礼品が自宅に届く仕組みです。
たとえば、北海道旭川市に寄付を行ったとすると、北海道旭川市のポイントがもらえます。そのポイントを利用することで北海道旭川市の返礼品がもらえる仕組みになります。注意しなくてはならないのは、「寄付をした自治体の返礼品を選ぶポイントがもらえるだけで、獲得したポイントですべての自治体から好きに返礼品が選べるわけではない」ということです。
通常のふるさと納税と同様に「寄付をする自治体=返礼品を貰う自治体」は、寄付のタイミングで選択をする必要があります。
ここからは「ポイント制」について少し深堀で解説していきます。「ポイント制」とは寄附の金額に応じて自治体ごとで使用できる、返礼品へ交換する「ポイント」がもらえる仕組みのことです。「ポイント」と一括りに呼ばれていますが、実はふるさと納税で「ポイント」と呼ばれるものは2つあります。
双方「ポイント」と付くので混同しがちですが、この2つには大きな違いがあります。「ふるぽ」の場合は「ポイント制」にあたります。たとえば「楽天ふるさと納税」であれば楽天市場で使うことができる「楽天ポイント」となり後者の区分になります。
まず、「ポイント制」について詳しく説明していきます。ふるさと納税を使って自治体に寄付をした際に、寄付した自治体で利用できる「ポイント制」と呼ばれる制度の総称が「ポイント制」です。
「ポイント制」のポイントは寄付した自治体で好きな品物と交換することができます。このポイントには「この時期までに使い切ってください」というポイントの有効期間が設けられています。
通常は1~2年のものが多く、期間内であればいつでも返礼品と交換可能です。自治体ごとにポイントの有効期限もさまざまで、ごく一部では利用期限のないポイントを付与する自治体もありますし、場合によっては新たに寄附をすることでポイントが新しく積み立てられ、ポイントの有効期限が延長することもできます。
そのような自治体であれば何年も寄付を続けて、莫大なポイントを貯めて、とても豪華なお礼の品と交換してもらうことも可能です。有効期限は自治体によって異なりますので、必ず自治体毎の有効期限のチェックをしておくのが大切です。
「ポイント制」利用する場合は簡単な3ステップで完了です。
この3つを行うだけなのでとても簡単です。とくに11~12月など年末のタイミングで寄附は大変込み合います。その中で返礼品を選ぶのは大変なので、寄附だけを先に済ませて、好きなタイミングでお礼の品を選ぶことができます。「ポイント制」は、返礼品の時期や内容をゆっくり選びたいという方にオススメの制度です。
またポイント制についてはこちらの記事で詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
「ふるぽ」は「JTB」が運営しているため、旅行系の返礼品が充実しています。寄附した自治体に旅ができる旅行クーポンや、その土地でしか体験できないようなご当地イベント、現地で味わえるお食事券、家族みんなで楽しむ観光やスポーツといった旅行や体験・アクティビティが特徴です。
それに加え2019年の6月から2つの「コト消費型」に特化した返礼品の取り扱いを開始しました。新たに加わったのは、旅先でその地域を応援する「旅ナカ寄付」です。「旅ナカ寄附」とは、旅先での滞在中にその地域の魅力に触れ応援したくなった気持ちを、その場でふるさと納税を通じて形にできるというもの。スマホを使って寄附をし、その場で宿泊券やクーポンと交換ができます。
第1弾は、豊かな自然、歴史、文化に彩られた能登半島の中心にある石川県七尾市へのふるさと納税で「旅ナカ寄附」の受付を開始しました。返礼品は和倉温泉の老舗旅館「加賀屋」「あえの風」の館内利用券や宿泊券を用意。今後、利用券の種類や、全国の自治体への拡大も予定もあり期待が高まります。
次に新たに加わったのが、インターネットで手続きをして寄付した地域で使える「JTBふるぽWEB旅行クーポン」です。
「ふるぽ」は、JTB店舗や電話予約センターで相談しながら寄附先を訪れる旅行計画をたて、JTB国内パッケージ商品などの支払いに充当できる「JTBふるさと納税旅行クーポン」を開発し人気が高まっていますが、その一方で「JTBふるさと納税旅行クーポン」は取り扱い店舗が全国約150店舗と限られており「電話予約センターでも受付可能であるが、なかなか受付時間内に来店や電話ができない」という声も多く挙がりました。
その課題を解決するべく開発されたのが「JTBふるぽWEB旅行クーポン」です。使い方は、「JTBふるぽWEB旅行クーポン」を選択後、自治体へ納税することで「JTBふるぽWEB旅行クーポン」を使うことができます。寄付を行った方は専用サイトに掲載された宿泊施設一覧から希望の施設を選び、クーポンコードやパスワードを入力して予約すると、旅行代金に充当できます。
また、残金を現地支払いまたはクレジットカードで精算を行うことが可能です。いつでもインターネット上で手続きや予約ができるのが大きな魅力になっています。
他にも「ふるぽ」を特徴は?オススメポイントや魅力、面白い返礼品など詳しく記事にまとめていますので、こちらの記事も合わせてご覧ください。
ここでは、数多くある「ふるさと納税サイト」と呼ばれるポータルサイトの中から「ふるぽ」を使うメリットとデメリットについて詳しく説明します。
一般的なふるさと納税サイトでは、ふるさと納税の返礼品を受け取るタイミングを選ぶことができません。多くの返礼品は、寄付から1ヶ月程度で返礼品が送られてきますし、旬の野菜や果物などは収穫のタイミングで届けられます。
ふるさと納税は、1月1日から12月31日まで、年間を通じて申し込むことができますが、一般的には11月から12月の年末にかけ駆け込みでふるさと納税を行う方が多くいます。そのため、「年末にまとめてふるさと納税寄付」を行った場合は、年明けに大量の返礼品が届いて冷蔵庫がパンパンになってしまうことも。
しかし「ふるぽ」の「ポイント制」を活用すれば先に寄付をし「ポイントを使う時期」を分散させれば欲しい時期に、返礼品を受け取ることができます。
「ふるぽ」で獲得できるポイントの有効期限は、自治体によって異なりますが、おおよそ1年から2年になります。そのため、たとえば次のような使い方をすることも可能です。
ふるさと納税の控除額が4万5000円のAさんの場合
このように、ポイントの繰越によって柔軟に返礼品を貰うことができるのは、「ポイント制」の強みです。
「ふるぽ」を運営するJTBは国内を中心とした旅行代理店がメイン事業となっています。そのため、「旅行」に関する返礼品が充実していることが特徴です。JTBの旅行クーポンや、JALの航空券クーポンなどは、「ふるぽ」オリジナルの返礼品となっています。
そのため、旅行に行きたい方や、実家に帰省、友人や知人に会いに行くという「旅行」が目的の方にはオススメのふるさと納税サイトになっています。
「ふるぽ」ではポイントを使い、返礼品を選ぶことができますが、このポイントは自治体間で異なるものになっています。また、自治体毎に「1pt=〇円寄付相当」という金額や有効期限も異なるため、複数の自治体に対して「ふるぽ」で寄付を行う場合は、それぞれの自治体についてしっかりと理解・管理することが必要になります。
ポイントをもらう金額も最小金額が5000円からというものや6000円というものなどさまざま。そのため、返礼品の値段の目安を調べるにはそれぞれのポイント数から計算し比較する必要があります。
とくに「有効期限」という考え方はポイント制のふるさと納税サイトに限定して発生する問題なので、「返礼品への交換忘れで有効期限切れ」という事にならないように注意が必要です。
「ふるぽ」のもう1つのデメリットは、独自の還元がないことです。たとえば、「楽天ふるさと納税」であれば、楽天ポイントが寄付金額に応じて別途もらえますし、「ふるなび」であればAmazonギフトカード。
この他にも「ふるぽ」の特徴やメリット・デメリットは、詳しく記事にまとめていますので、こちらの記事も合わせてご覧ください。
ここまでは「ふるぽ」の使い方やメリット・デメリットといった特徴について説明してきましたが、ここからは「ふるぽ」を使うやり方について説明していきます。
「ふるぽ」で「ポイント制」のポイントを貯める場合は、提携サイトである「ふるさとチョイス」のマイページ内で貯めることができます。そのため、ふるさと納税を行う場合は提携サイトの「ふるさとチョイス」に移動し各種登録を行う必要があります。
「ふるぽ」に会員登録やマイページ機能はありますが、すでに登録されている方以外は「ふるさとチョイス」で登録を行ってください。
「ふるさとチョイス」で会員登録をすることで下記の4つのメリットを受けることができます。また、会員登録は無料で利用することができます。
1の「お気に入り機能」は、各お礼の品に表示されている「♡お気に入り」のマークをクリックすることで、お気に入りに追加できます。お気に入りはいつでもマイページで確認ができるので、返礼品を吟味したい方にオススメの機能です。
2の「寄附履歴」機能は、自分の過去の寄附履歴を確認できます。控除できる上限額額に達していないかチェックすることができます。
3の「自動入力」機能は、自動で入力することができます。とくに複数の団体に寄付を行う場合はとても便利な機能になります。
4の「最新情報」は旬の情報やランキングをメールマガジンでお知らせしてくれる機能です。
ここからは提携サイトの「ふるさとチョイス」の会員登録の方法について説明していきます。
まずは、「ふるさとチョイス」のTOPページ(https://www.furusato-tax.jp/)にアクセスし右上に表示されている「会員登録」をクリックします。
会員登録ボタンを押すと、会員登録を開始することができます。Amazonアカウントや各種SNSのアカウントをお持ちの場合は、そのアカウントを利用することでメールアドレスや住所等の入力をスキップすることができるので、必要に応じて選択するのがオススメです。対応しているのは下記の6つのアカウントです
ここから会員登録する情報を入力していきましょう。
すべて入力をしたら、会員登録ボタンを押します。入力したメールアドレスに登録確認のメールが届きますので、確認URLをクリックします。これで会員登録が正式に完了します。
会員登録のあと、返礼品を選んだあとに申し込みの手続きを行っていきます。こちらの手順や、使い方に関しては詳しく記事にまとめていますので、こちらの記事も合わせてご覧ください。
当サイト「ふるさと納税ガイド」では独自に「ふるさと納税の使い方」に対するアンケートを実施し、約1500人に回答をいただきました。
今回はその中から「ふるなび」を実際に利用したユーザーの口コミやレビュー・評判をまとめてご紹介します。 ※リサーチ会社によるWebアンケート調査 (調査期間:2019年4月9日~4月11日 有効回答数:3,186)
そもそもなぜ「ふるぽ」を利用しようと思ったのか? 「ふるぽ」を使用した理由、「ふるぽ」を使用した感想の2つのポイントをご紹介します。
「ふるぽ」は「旅行」に関する返礼品が充実しています。JAL航空券などオリジナルの返礼品が豊富にラインナップされています。そのため、「ふるぽ」オリジナルの返礼品を活用したいという意見も多く見られました。また、サイトの構成がわかりやすいという意見もありました。
サイトの操作自体は簡単で見やすく使いやすいという評価が多く見られました。その一方で「ポイント制」に仕組み自体がわかりづらいという意見も見られました。とくに、自治体ごとに寄付金額とポイントの関係性が異なるため、わかりづらいというネガティブな意見多く寄せられました。
他にも「ふるぽ」の評判や口コミやレビュー、実際に使った感想や使い方に関しては詳しく記事にまとめていますので、こちらの記事も合わせてご覧ください。
「ふるぽ」の魅力はやはり、他にはない「ポイント制」という仕組みを採用していることです。「ポイント制」は先に寄附を行えば、その時に発生したポイントを自分の好きなタイミングで返礼品と交換できる点がメリットです。
また、ポイントを積み立てることもできるため、自由度の高さが魅力です。ふるさと納税は、1月1日から12月31日まで年間を通じて申し込むことができますが、11月から12月の年末の駆け込み需要が最も多くなります。そのため、欲しかった返礼品が品切れになってしまう可能性もあります。
その際には「ポイント制」を利用しておけば、年末に焦って返礼品の申し込みを行う必要が無く、自分の欲しいタイミングで返礼品と交換できるというメリットもあります。ただ「ポイント制」は自治体によって異なり、寄付金額に応じたポイント数や、有効期限などは自治体よってさまざまです。
また、通常のふるさと納税と同様、ポイント制で寄付をした自治体からしか、ポイントを利用して返礼品をもらえません。(たとえば北海道旭川市に寄付を行ったとすると、北海道旭川市のポイントがもらえます。そのポイントを使い北海道旭川市の返礼品を選ぶ形になります。)一般的なふるさと納税同様、寄付のタイミングで欲しい返礼品の目星をつけておく必要があります。
今回はふるさと納税サイト「ふるぽ」の特徴・掲載自治体数・運営会社・メリット・デメリット・使い方・口コミ・レビューなどさまざまな角度から「ふるぽ」についてまとめました。「ふるぽ」は数ある、ふるさと納税サイトの中で唯一「ポイント制」を採用したふるさと納税サイトです。
「ポイント制」は先に寄附を行い、寄付に応じたポイントを使い好きな時期返礼品に交換ができるという新しい方形のふるさと納税です。また、JTBが運営していることから「旅行」関連の返礼品が魅力です。一度「ふるぽ」で返礼品を確認し、欲しい返礼品がある際は「ポイント制」を活用してみてはいかがでしょうか?