ふるさと納税の返礼品には、肉類や魚介類、フルーツなどの食品から家電製品、ホテルの宿泊券、民芸品まで日本各地のさまざまな品が用意されています。
2021年のふるさと納税で人気だった返礼品の傾向を知るため、ふるさと納税の寄付が最も集中する12月に「ふるさと納税ガイド」を経由して寄付が行われた返礼品をカテゴリ別に集計したので、そのランキングを発表します。
ふるさと納税の返礼品には、肉類や魚介類、フルーツなどの食品から家電製品、ホテルの宿泊券、民芸品まで日本各地のさまざまな品が用意されています。
2021年のふるさと納税で人気だった返礼品の傾向を知るため、ふるさと納税の寄付が最も集中する12月に「ふるさと納税ガイド」を経由して寄付が行われた返礼品をカテゴリ別に集計したので、そのランキングを発表します。
2020年ふるさと納税のカテゴリ別の寄付件数を集計すると上図のようになりました。
表にすると以下のとおりです。
順位 | ジャンル名 | 寄付件数の割合 |
1位 | 肉 | 21.22% |
2位 | 魚介・海産物 | 13.58% |
3位 | 雑貨・日用品 | 12.49% |
4位 | 果物・フルーツ | 12.10% |
5位 | 惣菜・加工食品 | 11.73% |
6位 | 家電・電化製品 | 5.01% |
7位 | 旅行券・ギフト券 | 3.79% |
8位 | 米・パン | 3.76% |
9位 | 菓子・スイーツ | 2.93% |
10位 | その他 | 2.80% |
第1位の肉、第2位の魚介・海産物は毎年恒例ですが、第3位に新たにランクインしたのは「雑貨・日用品」でした。ステイホーム需要とキャンプブームにより調理家電やキャンプグッズなどが多く選ばれました。
ふるさと納税ガイドでは、2019年から人気カテゴリの調査結果を発表しています。過去の人気カテゴリと比較すると、コロナ禍における行動変容が如実に現れる結果となりました。
2019年 | 2020年 | 2021年 | |
1位 | 魚介・海産物 | 肉 | 肉 |
2位 | 肉 | 魚介・海産物 | 魚介・海産物 |
3位 | 果物・フルーツ | 果物・フルーツ | 雑貨・日用品 |
4位 | 家電・電化製品 | 惣菜・加工食品 | 果物・フルーツ |
5位 | 旅行券・ギフト券 | 雑貨・日用品 | 惣菜・加工食品 |
「肉」「魚介・海産物」「果物・フルーツ」の人気はふるさと納税にとって不変のものとなっていますが、注目すべきはそれ以外の人気カテゴリの変化です。
これまでずっとふるさと納税の人気カテゴリであった「旅行券・ギフト券」は2019年には人気カテゴリ第5位にランクインしていましたが、コロナ禍においては人気ランキング上位からは転落してしまいました。
一方、2020年に人気カテゴリとして急浮上したのが「惣菜・加工食品」カテゴリの返礼品でした(2.1%→12.2%→11.73%)。
ステイホームが余儀なくされた結果、家で簡単に食べれる惣菜や加工食品の人気が高まりました。とくに、ハンバーグや餃子など、温めたらすぐにメインのおかずになる返礼品が多く選ばれました。
2021年にも「惣菜・加工食品」カテゴリは引き続き人気ですが、新たな傾向として現れたのが「雑貨・日用品」カテゴリの台頭です(5.43%→8.88%→12.49%)。
長い自粛期間の結果、トイレットペーパーに代表される「消耗品」が伸びたことに加えて、「自宅でこだわりの料理が作れる調理グッズ」や「密を避けたレジャーとしてファンが急増しているキャンプグッズ」が返礼品として多く選ばれる結果となりました。
本メディア「ふるさと納税ガイド」は今後もふるさと納税に関するさまざまな数値データを発表していく予定です。ふるさと納税をもっと身近に。ふるさと納税にもっと多くの人が興味を持っていただけるよう情報発信を続けてまいります。
ふるさと納税の人気カテゴリの2019年・2020年の詳細データをご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。