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【北海道夕張市】ふるさと納税を通して知って欲しい 地域再生の取組

北海道の中部に位置する夕張市
知名度の高い「夕張メロン」だけではなく、2番目に人気の返礼品についてもご紹介。
加えて、財政破綻後の「地域再生」のお取り組みなどを伺いました。

地域振興課 地域振興係
主任 佐近 航(さこん わたる)さま
主事 上田 太貴(うえだ たいき) さま

ふるさと納税の受付、受領証明書の発送、返礼品の発送といった定型業務はもちろんのこと、事業者の方と一緒に返礼品の磨き上げを行ったり、時には新商品開発のお手伝いも。
また寄附者の方に対しては、夕張市の現状やふるさと納税を活用した事業の状況等について年1回リーフレットにしてお送りしている。
魅力的な地域産品を返礼品として知っていただくことも大切だが、市の取組を実感していただくことが一番の返礼になる、と考えている。

ふるさと納税に力を入れるようになった背景

夕張市は現在、日本で唯一の財政再生団体であり、活用できる財源が少ない状況です。
一方で、地域再生や人口減少を食い止める取り組みは重要であることから、少しでもそのための対策ができるようふるさと納税の取組に力を入れています。

夕張市の場合、返礼品よりも市の取組を発信した際にふるさと納税が増加します。
出身者やゆかりがある方、夕張市の取組を応援したいという寄附者が多いことが大きな特徴です。

ふるさと納税の効果について

夕張市は財政破綻を経験し、地域の活力も失いかけましたが、ふるさと納税制度を通じ、夕張を応援したいという全国の皆様の温かい想いに支えられ、止まっていた「地域再生」という時計の針を動かすことができました。

全国の皆様からいただいた寄附金によって、高校生のチャレンジの場となる公設塾をオープンした「夕張高校魅力化プロジェクト」、小中高一貫での実施は全国初となる「マンツーマンオンライン英会話」、植栽面積が日本一目前となっている「薬木産地化プロジェクト」など、今まで取り組むことができなかった多くのチャレンジ事業を立ち上げることができました。

また、事業者の中には地域産品として返礼品を提供することに躊躇される方もいらっしゃいましたが、多くの方々から返礼品として注文を受けることで、徐々に自らの商品へ自信を持っていただけていると感じています。
さらには、梱包の工夫やお礼状の作成を行うなど、よりお客様に満足いただけるための工夫を行うなどの変化も生まれてきており、ふるさと納税制度による相乗効果を実感しています。

寄附金の使いみちについて

夕張市への寄附は、8つの使い道から選択することができます。中でも最も多く選択されているのは、「夕張市の地域再生及び住民の福祉の増進に必要な事業」です。
主な事業としては、「民間賃貸住宅建設費補助」に活用させていただいております。

夕張市では、かつての炭鉱住宅である公営住宅を大量に保有しており、デザイン性に優れた民間賃貸住宅が少ないという課題がありました。一方で、居住条件がそろえば夕張市に居住してみたいという声もあったことから、寄附金を活用して建設費の補助を行っています。H30年度までに約100戸が建設され、若年層を中心に入居率が非常に高い状態となっています。

また、特に力を入れたい事業については、ガバメントクラウドファンディング(GCF)も活用しています。
GCFとは、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングで、あらかじめ具体的な使い道を示したうえで、プロジェクトに共感した方から寄附を募るものです。
これまで、「夕張高校魅力化プロジェクト」や「100年続く夕張メロン産地への挑戦」といった事業の募集を行い、全国から目標額を超えるご寄附をいただきました。

人気の返礼品について

夕張メロン

寄附者の8割以上が選択する「夕張メロン」は、芳醇な香りと鮮やかなオレンジ色の果肉、そしてジューシーでとろけるような食感が特徴です。
まさに「メロンの王様」と呼ぶにふさわしい、夕張が世界に誇るブランドメロンです。

その秘密は、徹底した品質管理にあります。厳しい基準に基づいて一つ一つ検査され、いくつもの基準をクリアしたものだけが夕張メロンを名乗ることを許されます。
また、夕張メロンは育てるのが非常に難しく、ちょっとした天候の変化で出荷ができなくなるほどです。
夕張メロンブランドを守るため、生産者、農協が協力して品質管理を行っています。
今年の札幌市中央卸売市場で行われた初セリでは、なんと2玉で500万円という価格で落札されました!

夕張屋ジンギスカン

夕張メロンに次いで人気の返礼品は、北海道名物の「ジンギスカン」です。
夕張屋ジンギスカンは、ラム肉を漬け込んでいるタレに「夕張メロン」を使用し、今は販売されていない幻の「夕張メロンブランデー」を加えるなど、 独自のおいしさを追及してきました。
シンプルでよい素材にこだわりたいという想いから、調味料はすべて北海道産かつ無添加のものを使用しています。
夕張メロンがほのかに香るジンギスカンをぜひ一度ご賞味ください!

夕張市の返礼品の一覧はこちら

夕張市の魅力や見どころ

石炭博物館

石炭博物館は、産炭地で生まれた生活文化を伝える場として昭和55年に開館しました。
まちの変遷や歴史を学び、炭都夕張で生きてきた人々の人生に触れ、自分自身の”生きる”を考える場として多くの方に親しまれています。
かつての炭鉱の雰囲気を味わうことができる模擬坑道については、残念ながら今春に起きた火災による影響のため、現在は見学することができませんが、本館と地下展示はご覧いただくことが可能です。(参考:https://coal-yubari.jp/

幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば

昭和52年に公開され、第1回日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ、数多くの国内映画賞を受賞した名作『幸福の黄色いハンカチ』のラストシーンロケ現場です。
風にはためく無数の黄色いハンカチは、夕張市の幸福(しあわせ)のシンボルとなっています。
映画公開から40年を経て、自分自身の“幸福”を考え、感じられる場としてリニューアルしました。五軒長屋の炭鉱住宅を活用した「幸福の館」は、来場者の大切な人へ宛てたメッセージを記した黄色い付箋で埋め尽くされています。
また、山田洋次監督が「幸福」について語ったインタビュー映像も上映されています。

編集後記

夕張市というワードを聞くと条件反射的に思い浮かぶ「夕張メロン」はもちろん、北海道と言えば「ジンギスカン」ですよね。今すぐにでも食べに行きたいです。

一方でお取材の中で驚いたのは、「返礼品よりも市の取組を発信した際にふるさと納税が増加します」というお言葉でした。
夕張市を応援したいという気持ちをもって寄附を行うことは、「ふるさと納税」制度の本質に合っていると思いました。

「マンツーマンオンライン英会話」や「薬木産地化プロジェクト」など、ユニークなお取組みもとても素敵だと思いました。

現地に行って美味しいものを食べたり歴史を感じて地域を応援するも良し、ふるさと納税の寄附を通して応援するも、もちろん良し。それぞれのやり方で、夕張市を応援していきたいですね。

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ふるさと納税ガイド編集部
ふるさと納税の魅力を分かりやすく情報発信することを目指しています。返礼品が届いた時の感動を、1人でも多くの人にこの感動を味わってほしいです。「ふるさと納税体験談」は実際にふるさと納税を利用し、返礼品を楽しんだ方々の感想をそのままお届けする企画です。