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北海道にある稚内市は日本の最北端に位置し、ロシアのサハリンなど北方圏への玄関口となっています。稚内市内の案内標識などの看板にはロシア語が併記されているなど、日本にいながら外国の雰囲気を味わうことができます。
特産品
オホーツク海と日本海に面している稚内市では、海の幸が豊富です。漁獲量日本一のホッケをはじめ、身が締まって甘みが強いホタテ貝、ミズダコなどが捕れます。
稚内銀杏草は、地元の漁師が極寒の時期に手で採取する天然海藻です。「おおなご魚醤」は、稚内近海でしか捕れないおおなごなどの天然素材のみで作られています。「宗谷の塩」は宗谷海峡の海水をろ過し、独自の製法で作られたミネラルの多い塩です。宗谷岬牧場など道北で採取した牧草で育った宗谷黒牛や、フルーツのような甘みを持つ勇知いもなどもおすすめです。
宗谷岬
宗谷岬は日本の最北端にある岬です。三角錐の形の「日本最北端の地の碑」はサハリンを遠くに望む海を背に、まさに日本の先端に建っています。北のオホーツク海から海流に乗って流れてきた流氷は、2月の極寒の頃にここ宗谷岬でも確認することができます。
美しい眺め
稚内駅からほど近い場所にある稚内港北防波堤ドームは、半アーチ形と西洋風の柱が特徴的で北海道遺産に指定されています。稚内駅から5キロメートル北にあるノシャップ岬は、夕日がきれいな景観地として知られています。